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06/12/2004
のろいの人形
…かも知れないモノが京都で発見されました(Yahoo!)。…正確には人形(ひとがた)ですが。
京都市右京区西院西溝崎町の平安京跡から木製(杉)の男女?二体の人形。どちらもこの時代にしては珍しい立体的な造形で、当時のことを知るよい資料…となるのは、まあ、現代からすれば当然ですが…両腕、とされている部位がはずれていて、近くで見つかったそれを修復してみると後ろ手に縛ったようにも見える…。
男?とされる大きい方は20センチほどで、女?とされる小さい方は15センチほど。名前と見られる文字もそれぞれ本体から見つかった…とのこと。
発見されたのは前述の地域の「井戸」の中から。…井戸ってのは生活に密着してたせいか、結構ヤバめなお話が多いもんなんですが。そういう印象のせいでもないのでしょうけど、今回の人形は「男女の仲を裂くための呪いの人形」だったのではないか、と。
…人名漢字に「呪」が入る、かも、知れない(Yahoo!)昨今なわけですが。それにしても本来はどういう人形だったのか。本当にそういう呪い的な目的で使われたのか。あるいは別の…? 最低限なんらかの人の手が加わってるのは間違いないわけで、そう考えると今も昔も変わってないような。何らかに願いを託すのは現代でもよく見られる情景ではあります。
それなら…むしろ呪ったり呪われたりってのは当たり前の姿? なんて突拍子もないことも考えてみたり。…いや、でも…呪われるのはイヤかなあ…と。「呪」と「祝」は共に神に祈る人を表していて、実は同じ語源だ…なんて説もあるそうですが。
この人形、京都で展示されるそうです(6/11~6/27)(財団法人京都市埋蔵文化財研究所)。
07:55 AM | 固定リンク
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